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子供の目線から見た貧困問題描く「こどもしょくどう」藤本哉汰と鈴木梨央がW主演

サンケイスポーツ

実写映画「火垂るの墓」や「爆心 長崎の空」などで知られる監督・日向寺太郎の新作「こどもしょくどう」が、現在製作中であることがわかった。

日向寺が4年ぶりとなる新作劇映画のテーマに選んだのは“子供食堂”。満足な食事を取れない子供たちの貧困問題を、子供の目線から描き出す。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊直親の幼少時代を演じた藤本哉汰が小学5年生のユウト役、「僕だけがいない街」やドラマ「精霊の守り人II 悲しき破壊神」の鈴木梨央が車上生活する姉妹の姉・ミチル役でダブル主演を務めた。また食堂を営むユウトの両親を吉岡秀隆と常盤貴子、ミチルの両親を降谷建志と石田ひかりが演じている。

脚本は「百円の恋」の足立紳が担当。日向寺は「子供たちは本来、私たちが生きている社会の未来であり、希望である。しかしながら、ある子供たちにとって現在は、分断された孤独な世界であろう。その世界を変えられるのは人の力である。人は人によって変わり得る、そのことを力強く描きたい」と作品への思いを語った。

本作は、2018年冬の劇場公開を目指して製作が進められる。2018年1月には朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト・A-portでプロジェクトが立ち上がる予定だ。

ふるさと映画祭

2024年12月27日(金)~12月29(日)

秋葉原UDXシアター